2011年9月10日土曜日

kimono

 長くなりました 読んでくれたらありがとうございます


結婚式にむけての私の2つめの初挑戦

それは

式のときに着物を自分で着付けて着ること


 結婚が決まった瞬間

Ryanが「結婚式はこれを着てほしい!」

と この画像をポンと出してきた
 白無垢!

きれいだな、とはおもったけど
Ryanも袴きるの?というと

「僕はアメリカの文化の洋服をきるよ

愛ちゃんは日本の文化の着物をきてほしい」といわれた

普通はウエディングドレスを着て
パーティーでお色直しで着物を着るイメージなんだけど

日本とアメリカでの式の違い

式の披露宴パーティーは

ダンス

があるらしいので!!!!!!!!!!!!!;;(これも課題)


静かな式で着物をきて、
パーティーで今リメイクしてるドレスをきることになりました

そんなあべこべでも大丈夫なのかな?て

いろんな人に聞いたりネットで調べたりしたけど

そんな風に結婚式を挙げられた方もいたみたい
(女性が和装、男性が洋装など)

それでも色々心配していたら

Ryanに

「皆と同じじゃなくていいんじゃない?
2人とも変わり者だし」

といわれ 変に納得 笑

 でも着物の思い出といえば

小学校の頃にじいちゃんに買ってもらったのを2~3度着せてもらい
成人式の日にお母さんが知人から借りてきた着物を
お店で人形のようになりながら着付けてもらったくらい
私はなんにもしなかった

友達が着付け教室に通っていても

「すごいねー」といって遠目で見てた感じ

なんか着物って難しくて敷居が高い気がしてた


私はアメリカやヨーロッパの町並みや文化や古着が大好きで

 正直いって自分の国についてはまったくといって良いほど
興味がなかった:(
でもRyanと一緒にいるようになってから
日本を 意識しながらじっくり見て、
恥ずかしいけど今頃
他の国にはない美しさやおもしろさにきづかされたり

彼は日本のことが大好きで色々知りたがっているのに

日本人である私が日本について
なにも知らないのはおかしいなって思ってきて

せめて彼がみてみたい!と言っているもの

日本が誇る着物をアメリカの式で着よう、と決めた

Ryanの両親は日本に来ることが出来ないので

本物の着物姿を見せてあげたいとおもった

息子さんが大好きな日本は
こんなにすばらしいものが作り出せる国なんですって
うまく話せないので 笑 体現しようとおもった

そしてやっぱり私は日本で生まれ育った人として
着物姿で父とバージンロードを歩きたいと思った

そのイメージのほうが自分の心にしっくりきた

でも着物に関しては知識ゼロにちかく

着物はもちろん、浴衣すら自分で着れないし
母も親戚も着せれる人はいないし

むこうで着付けが出来る人探す?

とか不安も色々あったけど

 お金も労力もかかるし

出来ない、難しい、と親や色んな人に言われすぎて

最初は何でも難しいよ!
一生懸命やれば出来るようになる!
なんてムキになってしまったので…

結局、自分で探し着付ける選択をした:) 笑


タンスの中にはおばあちゃんが着ていた
綺麗な着物たちが目の前にあるのに
自分で着ることもできないなんて
なんか悲しいなとおもっていたし
これを機会に
自分から遠ざけていた着物の世界に踏み込もう!

そうと決まったらさっそくリサーチ
 

白無垢はとっても重くて暑いので
結婚式!な雰囲気の振袖を探すことに

私が好きな着物で、母が喜ぶ着物

それを探し当てるのがなかなか難しくて

母と私の理想が一致したのはこんな白ベースの振袖だった
 ウエディングドレス作りをサポートしてくれてるウッキーさんに相談したり

知り合いにきいたり
着物を安く売っているところにいったけど

理想にちかい着物が見つからず...

 あと一週間探してみて、
みつからなかったらもう諦めよう、と思ってた時

ふとBEEHIVEDELUXEのひろこさんが頭に浮んだ

ひろこさんは着物の着付け教室をしていたから

しかも現代の若者も楽しめるような
かわいい着付けの本を出していたし
最後の頼みの綱で
ひろこさんにメールを送り
事情を説明して助けて下さい!ていうと
青木さんという
アンティーク着物をとても安くレンタルしている方を
紹介してくれた
 これは青木さんのもってる着物たちのスタイリング本達
着付けはひろこさん

 こんなかわいい着物の着方もあるんですね

ドキドキしながら青木さんに初めて会いに行く
駅まで迎えに来てくれて 
とても気さくな方だった:)
倉庫の中はすごい着物の量!

「理想はこんな着物なんです」と写真を見せて
 

「あ~なるほどね、
じゃあ着物はこれと、帯はこれと
帯締めはこんなのにしたらそんな雰囲気になるよ

あとこれとこれと‥」

私が一ヶ月くらい見つからなくて悩んでた問題を
ほんの2分くらいで解決してくれた笑

そのコーディネートの早さにポカーンとしてました

すごい!!!!!!!!

着物はまだ見せれないんだけど、

日本!て感じの華やかな柄の着物;)

写真をみせると母も大満足

花嫁の小物もかしていただきました
使わないかもしれないけど、一応 髪飾りも、といって貸してくれた
昔の花嫁さんの下駄 きれい!!

数日後、青木さんが
kimono merodica のイベントで
一日お店を開くと言うのでbariquanにいく

スインドルなっちゃんと一緒に
 相変わらずファンキーママでした:)
最近いっぱい
アクセサリーとか作っててうれしいぞー

とっても安くレンタルさせてくれた青木さんに
お礼に前日の夜にお土産をつくった
朝ばたばた作った箱なので少々雑;;
帯をリメイクして
バレッタ!!!!!

なんと偶然にも
この日の青木さんの着物も青ボーダーで、ピッタリ♪
とっても喜んでいただけました♪
素敵な旦那様と♪旦那さんはチンドン屋さん☆
なんて素敵な夫婦なんでしょう。。。
練習用の着物一式を借りて

いざ、着付けレッスンをしにBeehivedeluxへ!
美容室の奥の部屋で、
教えてくれるのはひろこさん
苗字が一緒
穏やかでやさしくてセンス良くて尊敬してます
道具もたくさん。。。
ひろこさんの襟かわいい
慣れてきたら自分で襟をつけたり楽しめるらしい

初レッスンはすごく楽しかった
すごく勉強になってる
青木さんとひろこさんのおかげで着物の見方が
もっと身近になったようにおもいます

色んな方から「振袖を一人で着るのは無理!」
といわれていたのに
ひろこさんから
「3回ほどレッスンに来れば着れる様になるよ:)」
といわれ勇気づけられました
(式まで残り一ヶ月であまり時間がないので、
完璧に、ではなく自分で着ることができて
着崩れを直したり、がひととおりできるように
端折って教えてもらっています)

教えてもらう、と言うことは大切なことだと最近実感してます

それも 大好きで、尊敬している師に教えてもらう、
と言うことがとても大事
今毎朝1~2回は習ったことを練習してます
今は長襦袢、着物を着るところまで!

風呂敷から着物をだすところから着付けて
たとんでまた風呂敷に直すところまでひととおり

背筋がピンと伸びで 
袖を通すとき
腰紐をきゅっと締めるとき
襟を整えるときとか
 とっても静かで穏やかな気持ちになります

曲線がなく、直線で作られているのに
とっても綺麗で、よく考えられていて
昔の人はすごいなあ、とおもいました

そしていい意味で着るものの柄や色合わせを楽しみ
自分の身なりを整える時間があったんだと感じます

まあ振袖は特別だろうけど

洋服がまだ日本になかった時代

日本人は短パンTシャツを着るように
着物を簡単に着てたんだもんね

私も日常でさらっと着れる様に
がんばるぞー 

ちなみにこれはひろこさんが着付けた着物!すごい!




日本の心 大切に 

気合のことばは やまとなでしこ